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耐震金具による補強工事とは

耐震金具の重要性

地震の揺れによる建物倒壊被害を避ける手段として、耐震用の建物金具で補強する方法があります。
一般的に知られている「家具転倒防止用金具」に比べ、「建物金具」の認知度はまだまだ低いのですが、近年、大規模地震が頻発していることもあり、大きな揺れにも耐えうる建物金具が次々と開発されています。

木造建築構造は、木材の材質や接合方法によっては剛性の低いものになりやすく、小さな力でも過大な変形を生み、地震以外の通常時においても不快な振動を引き起こします。また、木材よりも先に接合具の劣化が進行することもあります。

耐震金具は、基礎や土台、柱・梁などの仕口や部分、柱部分をしっかりと緊結し、地震の揺れによる柱のきしみや建物の倒壊を防ぐものです。
当社では、基礎補強工事の次に行う耐震対策として、耐震金具の設置をオススメしています。

柱・梁などの仕口部分を緊結(グレートホルダー1型2型)

グレートホルダー1型2型は、柱・梁などの仕口部分をしっかりと緊結し、地震の揺れから家屋を守ります。

基礎・土台を緊結(グレートホルダー5型)

グレートホルダー5型は、基礎と土台を緊結する後付アンカーです。
建築基準法に基づき2.7m間隔以内に取り付けていきます。

基礎・土台・柱を緊結(Kホルダー1型)

基礎・土台・柱を外側からしっかり緊結します。
地震時の1階倒壊の原因となる、柱が土台から抜けてしまう「ホゾ扱け」や、横揺れによって起きる「柱の腰折れ」を防ぐべく、金物垂直引張強度59.5kNを誇る強度の金具で補強します。

横架材の継手を緊結(制震プレート)

継手部にかかる地震動による片寄りやねじれ、木ヤセによる歪みをしっかり補強します。