屋根葺き替え工事
屋根の「葺き替え」
屋根の「葺き替え」とは、今ある屋根材を全て撤去して、新しい屋根材を乗せることです。
また、同時に屋根材のルーフィングシート、(防水シート)も交換するのが基本です。
屋根材とルーフィングシートをどちらも新しくすることで、屋根の防水性が一段と高くなります。
屋根の改修工事としてはもっとも大規模なものになるので、費用面が大きく掛かるのと、施工期間が1週間~2週間程度掛かります。
屋根葺き替え工事のメリット
・屋根の下地の補習が出来る
葺き替えでは、表面の瓦や化粧スレートを撤去する為、内部の下地(野地板)を補修する事ができ、どこに支障を来しているのか確認する事ができます。
万一、木材の腐食が進んでいる場合はすぐに補修を行います。
これにより、屋根の防水性が上がり、トラブルのリスクを大きく減らすことができます。
一方で、カバー工法では下地を確認できないので、異常があっても分からないまま
屋根材を載せるので数年経ってから異常が起こる可能性があります。
葺き替えでは、ガルバリウム鋼板などの軽量な屋根材を載せた場合、施工前よりも屋根が軽くなることもあり、屋根の重量が軽いと建物の重心が下がり、地震の揺れにも強くなります。
一方で、カバー工法は今の屋根に屋根材を重ね張りする工事なので、軽い素材を選んでも施工前より重量が軽くなることはありません。
どんな屋根材を選べばいいのか
ここからは葺き替えの際の屋根材の特徴とその選び方について解説していきます。
ここでは「カラーベスト、コロニアル」「ガルバリウム鋼板」「アスファルトシングル」「日本瓦(陶器瓦)」がメインになります。
1)カラーベスト、コロニアル
スレート屋根は現在日本での新築住宅で一番多く使用されている屋根材です。
メリットは色やデザインが豊富なので選択肢が多い、且つ安いことです。
2)ガルバリウム鋼板
価格面・性能面から、とても人気な金属製の屋根材です。
ガルバリウム鋼板の屋根にするメリットは、耐用年数が30年~40年ととても長いことです。
また防水性・防火性も高く、素材が軽量なため耐震性も高いハイスペックな屋根材です。
3)アスファルトシングル
メリットは、防水性・防音性が高いことです。
アスファルトシングルは継ぎ目がなく、葺き替え時に釘が不要なため、水が浸入しにくいことが特徴です。
4)日本瓦
日本瓦のメリットは、50年以上と言われる長い耐用年数です。
条件によっては100年以上もつことがあるくらい長持ちする屋根材です。
またリフォーム・リノベーションなどの際に再利用可能という点もメリットとなります。
その家の状態や費用帯によって使う屋根材が変わってきますので、専門スタッフがしっかり選別いたします。
お気軽にお問い合わせください。