2023/02/17床下工事

実は気づいていない床下のカビ

床下の現状

こちらのお家の床下の土壌一面に白いカビが繁殖していました。(白色腐朽菌)カビを放置してしまうと大変危険です。

白色腐朽菌が発生する要因

風通しの悪く湿度の多いところ、また寒暖差が繰り返し多く起こると、白色腐朽菌が発生します。特に床下は空気の入れ換えがされにくい密閉された空間です。土壌だけではなく木材にも繁殖してしまうケースがほとんどで、シロアリや害虫が好む空間となってしまいます。

新築なら大丈夫?

建てたばかりの新築だから大丈夫!!というこはなく、自然に起きる気温の変化や天候にあわせて、家の基礎部分の変化は起こりますので、年に一度は住宅のプロに診断をしてもらうことをオススメします。

カビが繁殖してしまったら?

カビが繁殖してしまう前に対策できるのが理想ですが、起きてしまった後の対処としては、まずカビを除去をしたあとに、害虫が生息してないかを確認します。

その後、湿度や温度をコントロールし、湿気を土壌から上にあげない為の対策を取ります。

防湿シートを敷くと、湿気(水分)がシートを通過しないため、木材やコンクリートが劣化しにくくなります。

さらに上から調湿材を撒くと、床下の湿度が高いときに湿気を吸収し、湿度が低いときにはコントロールする力があるので、十分な湿気対策が取れます。

湿気対策は、長く家を持たせるために欠かせない施工です。